基本的にはリハビリ領域で実践されているスパインダイナミックス療法の手技にて施術します。ただし状況によって必要な場合はカイロプラクティックやオステオパシーというものを使います。これは、常に優しく、ゆっくりした施術を基本としており、殆ど痛みをともなうことはありません。できるだけ、力を抜いていただき、ゆったりとしているなかを軽い力でからだに触れ、脳が反応する方向にゆっくりと動かすだけです。強い力も使いませんし、先程も申しましたように、痛みもありません。
※「スパイン・ダイナミックス療法」は、理学療法の研究分野で根拠ある理論としてリハビリやスポーツのコンディショニングなどにも応用されて実践されている療法です。
【問診・検査】
次のような流れで施術を行います。まずは、からだの状態を調べます。つまり検査です。検査といいましても、レントゲンを撮ったり、血液を採取したりすることはいたしません。
大まかに言いますと、お話をよく聴き、からだの状態を目で見て、骨や筋肉の状態を手の感覚で確かめます。
この検査ですが、実は、患者様が施術室に入ってきたところから始まっています。歩き方・立ち方・足の動き・座る動作・全身のバランス・話し方・目の動き・表情・・・動きのすべてを見る、見極めるといっていいでしょう。
そして、患者様のお話に、注意深く耳を傾けます。。いつから辛い症状が始まったのか？どのような時に一番痛みを感じるのか？どのような姿勢でいると少しでも楽になるのか？生活で一番困っていることは何か？
患者様の一言一言に改善する可能性が隠れています。ですから、初めての患者様のお話を聴く時間（初回は20分程度）が必要です。
次に、座っている姿勢や立った姿勢を診させていただき、からだの動きと実際にからだに触れて本当に問題になっているところを見極めます。
全体像から症状が出るまでの過程を推論し施術へ入っていきます。
【施術手順】
基本的にはスパインダイナミックス療法を基本にした緩やかな刺激の少ない施術をいたします。ただし、状況によっては関節の矯正を必要とする場合もございます。
【施術中、後の再検査】
施術中に必要な再検査をして推論して調整した結果が出ているかを確かながら施術の方向性を微調整していきます。推論とその実践の結果を最後、検査して終了となります。予防と次の施術に向けてホームエクササイズとして運動指導を行います。
【運動指導】
日常生活活動の様々な動作やその姿勢で意識・無意識的に作った身体のバランスも自己調整で元に戻し心身ともにニュートラル（中庸）な状態になるよう自宅でできる運動（体操）をアドバイスいたします。
【姿勢・からだの使い方の指導】
作業療法の臨床で培った理論と実践を基に、整体の理論と実践からデスクワークの環境設定（椅子の高さや机の高さ、およびパソコンなどの配置など）やその姿勢についてのアドバイス、また自宅の過ごし方で多い姿勢パターンなども改善点を含めアドバイスいたします。
【最後に】
背骨や骨盤の柔軟性は様々な症状や怪我（外傷）に繋がっています。みなさまの背骨や骨盤の柔軟性を向上するお手伝いができれば幸いです。
ご縁がありましたときは、どうぞよろしくお願い申し上げます。